2020.03の大暴落から復活しつつある中年サラリーマン

主に株式投資や優待などお金に関わることを中心に記事にします。ライフハック的なことや読んだ本の感想なども。仮想通貨、ふるさと納税、メルカリなどもやっています。

投資における相関と因果の話

株価と相関がある事象とは

長期投資でも短期投資でも、投資法を確立するとは、“ある事象が発生し(観測でき)たら、その後株価が上がる(下がる)”という法則を発見することと同義といって良いでしょう。

 

一般的に日銀の政策で金融緩和が実施されれば、基本的に株価は上がります。

また、逆に利上げを行えば株価には悪影響(市場への引き締め)です。※経済状況がとても良く、金利引き上げの引き締めがきかないパターンも多々見られますが。。

円安は輸出企業の株価にプラスに働き、円高は輸入企業に対してのプラス効果です。

 

短期投資でもチャートが三尊底を示したら反転サインだとか、ダブルトップで天井サインだとかのチャートサインがあるかと思います。

 

このように、何かが原因になって他の何かが起こることを因果関係があるといいます。

株式投資をするということは株価の上下を当てるゲームに参加しているということと同義でと思います。なので、株価を動かす事象を把握することは非常に大切です。

 

因果関係と非常に紛らわしいものとして、相関関係があります。

相関関係は事象同士が原因→結果の関係になっていなくともお互いに関係がありそうであれば成り立ちます。

例えば、手や足が大きい人は背も高いことが多いでしょう。

これは、手や足が大きいのが原因で背が高いのではなく、逆に背が高いから手や足が大きいのでもないかと思います。

個体として平均よりも大きいという遺伝子を持ったことが主要な原因で、背も高いし、手も足も大きいのです。

 

この時、手足の大きさと背の高さは相関関係にあるとされますが、因果関係があるとは言えません。

 

投資についても、ちゃんと因果関係があるのか確認を取らずに、これがこうだからこうなるんだー、ということを語る人がいます。

相関関係というのは多数の項目を比較すると“たまたま”が起こりえます。

時間などを限定すれば相関関係を作り出すことも可能でしょう。

 

雑誌やネットではこういった、後付けで作り出した株価を上下させる”聖杯”があるような記事が見られます。

しかし、絶対に儲かるような聖杯はまだ発見されていません。また、そういったものが発見されたとしてもすぐにそれは聖杯ではなくなってしまうでしょう。

 

インスタントに効果のあるような書かれ方をしているエセ記事には惑わされず、決算書や四季報を読み込み、長期投資できる企業を探すのが王道かと思います。

 

では。