2020.03の大暴落から復活しつつある中年サラリーマン

主に株式投資や優待などお金に関わることを中心に記事にします。ライフハック的なことや読んだ本の感想なども。仮想通貨、ふるさと納税、メルカリなどもやっています。

AIが行う投資とは

AIが行う投資とはどんなものなのか?

 

最近、じぶん銀行に口座開設しました。

住宅ローン目的で開設したのですが、メニューのなかにAIが投資のアドバイスを行うようなものがありました。

具体的には、普通にログインした際に通知があり、何かな?と思って見てみると、以下のようなものでした。

(AI外貨自動積立)ランドに4月の”買い時”予測が出ています(10:01)

おぉ。AIが投資の予測を行っている。。

これはAIが買い時(売り時も?)と思われるタイミングを判断して、じぶん銀行の口座開設者にお知らせしてくれるというサービスのようです。

勝手に売買するものではなく、あくまで投資タイミングを通知するというサービスであり、そのあたりは投資信託などとは異なります。

 

ただ、AIがタイミングを察知できるのであれば、そのまま売買することも可能だと思います。そこまで行くと投資信託など別次元の金融サービスとなってしまうため、じぶん銀行では今はそこまでやってはいないようですが、それを始めるのは時間の問題なのかも知れません。

 

人間はAIに勝てないのか?

オセロはもうとっくの昔に、そして将棋と囲碁も今では人間がコンピュータにまともに勝つのは難しいでしょう。

それほどコンピュータの処理能力と自己学習のロジックは進化してきました。

 

しかし、投資についてはどうでしょうか?

AIが人間に圧倒的に勝てるのは売買のスピードと処理能力です。板情報などを見て売買するデイトレードではいずれコンピュータに勝つことは難しくなるかも知れません。しかし、投資は中長期で行うこともあります。

デイトレードでAIが頻繁に売買する時に行き過ぎた下落(フラッシュクラッシュ)などが時々起きますが、そこをうまく拾うことで中長期で良い成績を上げられるのではないでしょうか?

 

AIの投資は効率的市場論の観点からも語れると思います。

AIによって市場が常に”正しい”状態が保たれているならば、それがまさに効率的市場というものになるかと思いますが、実際にはそうなっていません。

AIたちが頻繁に売買し、それ自体が株価に影響を与えてしまうことも多いように見え、人間はそこをついて儲けることができるでしょう。

 

AIそのものに勝った負けたというより、AIが生み出す株価の行き過ぎを人間が拾っていくというのがこれからの株式市場の展開になるかも知れません。

 

 もしくは、AIが判断できるのは、現在の状態であり未来ではありません。

ものすごい速さで市場に発生した歪みを発見してそれを修正することはできるかも知れませんが、その企業が持つ長期的な価値などは測れないのではないかと思っています。

※勿論それは人間でも難しいことですが。

 

こう考えると、やはりデイトレードでの勝ち目はだんだん薄くなっていき、中長期投資でのみ勝ち目があるという状況が色濃くなっていくのでは、と思っています。

 

では。