自己承認欲求を満たすための投資という一面
投資家が投資を行う目的のほぼ全ては「お金が欲しい」なはずですが、その他にも、ちょっとだけ自己承認欲求的なものもあるのでは、という記事です。
自分が他人よりも優れていることを証明したいという欲求
株式投資が会社に対する投資である以上、その会社の株価の上げ下げを予想していることに他なりません。いわゆるギャンブルの一種です。
そして、上がるなり下がるなり株価は実際に変動するわけですが、予想が当たれば儲かり、外れれば損をします。
中長期投資(買い)であれば、その会社が時代のニーズを的確にとらえ、同業他社よりも抜きんでた業績を上げて利益が伸びていく。そんな予想をもとに株を買っているはずです。
デイトレーダーなどの短期の売買であっても、会社価値を見抜くのではなく、自分の売買手法が他人よりも優れていることを競っているかと思います。
狙うべき売買時間帯、ニュースを判断する能力、ロット管理、損切りのルール、利益確定の考え方などなど。どれも直接投資成績に跳ね返ってきます。
長期での会社価値の予想にしろ、短期の高頻度売買で利益をあげられる手法の確立にしろ、株式投資で儲かるのは「自分は知的ゲームである株式投資で利益をあげられるような目利き力がある、頭の良い人間なのだー」という証明にも思えます。
実際に好成績を上げている投資家は世間から尊敬されているかと思います。
なので、株式投資を行うこと=100%お金儲けのみ というわけではなく、自分の優秀さや学歴などではない地頭の良さ、世の中のニーズや流れに対する目利きなど、そういうものを証明するためにも行っているのではないかという仮説です。
では。