2020.03の大暴落から復活しつつある中年サラリーマン

主に株式投資や優待などお金に関わることを中心に記事にします。ライフハック的なことや読んだ本の感想なども。仮想通貨、ふるさと納税、メルカリなどもやっています。

テンバガー銘柄は、見つけるよりも保有し続けることが難しい

2017年11月17日の記事。

 

下は、ペッパーフードサービス(3053)の株価チャートです。

ここ半年(2017年5月中旬から11月中旬位)のものですが、右肩上がり、かつ、とても大きく株価が伸びています。

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本日の株価は7200円。この銘柄の上場来安値は2016年2月の719円ですので、2年も経たずにどん底から10倍の株価になったということです。

 

株価上昇の大きな要因はいきなりステーキという立ち食いステーキの業態が大当たりしたことです。毎日満員で大盛況のお店も多いらしいこの飲食店は、破竹の勢いで店舗数を増やしています。

当然業績にも良い影響を与え、2017年は4月と7月に上方修正を発表しています。

 

実はこの株を一度持っていた

私、実はこの株を一時期持っていました。

いきなりステーキが大繁盛し始めたのを知った時に買ったのです。

しかし、ちょっと上がった時に売ってしまったため、利益は数万円。。

あの時売らずにそのまま保有していれば、、というタラレバが出てきてしまいます。

 

この株で自分でも体感したように、10倍になる株を保有するというのはそれほど難しいことではないのかも知れません。この銘柄の他にも、持ち続けていれば10倍になった銘柄を保有したことはあります。しかし10倍になるまで保有し続けたことがありません。

未来を覗ける人間でもない限り、保有している株が10倍になる、20倍になるなんてことを自信を持って言い続けられる人はそう多くないでしょう。

株価が2倍になったり、3倍になったりした時点で十分に満足し、逆に下落してこれまでの利益がフイになる怖さが先に立ちます。

 

そのため、株価が高値を更新した後に10%やそれくらい下げると、利益を確保するために保有している株を売ってしまうのです。

利食い千人力という諺もあるくらいなので、利益確定は決して間違った行動とは言えません。実際に利益が出ていれば、通常であればむしろ正解といっていいでしょう。

しかし、機会損失という言葉があるように、売らなければ手に入っていた大きな利益を取り逃した気がして損をした気分になります。

 

長期保有でより条件が有利になる優待銘柄などのように、よほど売らない動機付けが強い銘柄でないと利益の出ている株の長期保有は難しいものです。

しかし、その会社の持つ将来性や今後のトレンドについて敏感にアンテナを張ることで、より長期的な視点で株価上昇する銘柄を保有し続けることができるかも知れません。

 

より大きな利益を得るために、長いスパンで銘柄の良しあしを判断する目が必要になります。財務諸表の読解だけでなく、常にアンテナを張って世の中の流れ、変化に敏感であることが必要だと思います。

 

では。