株式投資、するべきかせざるべきか。自分の資産推移などから考える。
高校の時の先生に、「株式投資だけはしてはいけない」と言われた。
バブルが崩壊して日経平均もボロボロの時だったと思う。買うなら国債だと勧められた。いや、高校生に言われてもという話だけど。
自分の父親はサラリーマン現役時代に株式投資をしなかった。
十分な給料を得ていたこともあったし、そのころインターネットもなく証券会社などとも情報格差があった。
会社に入社した当時、株式投資をする気もなかった。というよりその選択肢は頭になかった。
株式投資に興味を持ったのは仕事を辞めようかと思っていたときで、仕事に対するモチベーションも上がらず、また、中国株が流行っていた時だろうか。伊集院光のラジオ番組で「中国株かなんかに金突っ込んで~」みたいな例え話があったのを覚えている。
今では会社員で株式投資をしていない人のほうが少数派なのではないかと思っている。
情報格差が少なくなり、ネット証券で株式投資にかかるコストは実質上ゼロに近くなっている。
企業は機関投資家や個人投資家に株を買ってもらうべく配当や優待に力を入れるようになっているし、日経平均が下がらないように日銀も買い入れを行うことが是とされる。
データが示すように、株式投資はプラスサムである数少ないギャンブルであるため、やらないよりやったほうがマシだろうということが世間の常識としてほぼ確定しつつある。
ただ、ギャンブルであることは間違いがないため、やらないという選択肢ももちろんあるし、やるにしてもどれだけそこに賭けるかという資金管理の問題はある。
でも、、でも、やっぱり株式投資はやったほうが良いと思う。
少なくとも社会や会社、お金や経済を知るという意味だけでも、少額であれ「会社の将来性に賭ける」という行為は損にはならないと感じている。
金融リテラシーについては日本では学校で教わらないとされているが、それが人生全体についての機会損失になっているようならばよくないことなんだろう。
株式投資をする家庭としない家庭で金融資産的な格差が広がっていき、やがてはそれが人生における取返しのつかない格差になってしまうようなら、それはよくないことなんだろう。
いや、なんだかんだ言って単純に趣味として楽しいだけというのもありますが。
株式投資をやっている楽しさは、パチンコとか競馬で大量に玉を出していたり馬券が当たったりという楽しさと変わりないものだと思うけど、期待値が1以上である(賭け金よりもリターンが大きいことを期待できる)のに加えて、世間体的にパチンコ・競馬よりも良いというのも大きいと思う。
なぜかわからないけど、ビジネス誌などで株式投資は勧められるがパチンコ・競馬などは勧められないし。あ、やはり期待値の違いなんだろうか。
自分を振り返って
2018年と2020年に大損したりして株式投資は良い時悪い時があるものの、おおむね「儲かる」ということが証明できているのは良いことだと思っています。
<資産推移_記事からの抜粋>
2013年開始時点 1380万
2014年開始時点 1560万(プラス13%)
2015年開始時点 1834万(プラス17%)
2016年開始時点 2010万(プラス9%)
2017年開始時点 2130万(プラス5%)
2018年開始時点 2430万(プラス14%)
追記
2019年開始時点 2221万
2020年開始時点 2459万
2021年開始時点 2099万
2021年6月18日現在 2428万円
2018年からは”望まぬ”上下動を繰り返していますが2013年から見ても1000万円以上儲けが出ているということで、おおむね良い感じだと思っています。
この間も、株式投資やその他お金に対しての「知識」や「経験」は増しています。
これも金融資産以外での財産だと思っています。
では。