2020.03の大暴落から復活しつつある中年サラリーマン

主に株式投資や優待などお金に関わることを中心に記事にします。ライフハック的なことや読んだ本の感想なども。仮想通貨、ふるさと納税、メルカリなどもやっています。

投資とあまり関係ない話:タイパにこだわる若者という記事

ネットで、以下の記事を見かけた。

gendai.ismedia.jp

 

<自分なりの記事の概要>

若者の間で映画を10秒飛ばしで見たり1.5倍のスピードで見る人が出現している。

かれらは手っ取り早くエキスパートになりたいと思っており「その分野で必須の作品」を専門家に聞いて、その作品群をできるだけ効率よく”摂取”しようとする。

※ちなみにタイパとはコストパフォーマンス→コスパのようなタイムパフォーマンスの略。

 

タイトルからなんとなくわかるとは思うが、これはジャンルでいうと”最近の若者批判”の記事である。

こんな若者がいて、私にはちょっと理解できませんー。怖い怖いという内容。

ネット記事の煽り文句としてはわかりやすいフックで、我々おじさん世代は「そーだよね最近の若いのはこれだからね。昔とは違うねぇ」などとうなづきやすい内容に仕上がっている。私も、読んでみて確かにそういう若者が多くなってきているのかもしれないと思ってしまった。

 

しかし、本当にそうなのだろうか。

この記事にあるように、何かのエキスパートになりたくて1.5倍速で映画を観るような若者は果たしてどれくらいいるのだろうか?

アニメを1.3倍速で見るという話は10年前とかにもあったような気がするし、とりあえずチェックだけしておきたいものを効率よく流し見するというテクニックは”最近の”若者に限った話ではない。

 

物凄く物凄く物凄く邪推すると、この記事はこうして出来たのではないだろうか。

 

・10秒飛ばしや1.5倍速で映画を観るような若者がいるらしい(とどっかで聞いた)

・最近、あらゆることを「効率よく」済ませたいという若者が多いという話もある

・効率だけを追い求めて何か大事なものをなくしているのではないかというテイストの若者批判の記事を書けばメイン層であるおっさん世代に受けが良い

 

こうして、何一つ実データを示すことのない「最近の若者ってこうらしいよ、どうなんでしょうねー」的な記事が出来上がった。

 

邪推が過ぎるだろうか?

しかし、一つだけ事実がある。この記事で「ひたすら効率を追い求める若者」についての実データが一切ないことである。

 

以上