【雑記】最近の漫画の傾向について思っていたことを鬼滅の刃が思い出させてくれた
※投資に関係のない雑記です。投資関連記事を求めている方は読まないほうが良いです。
一応最初に書きましたよ↑。
では。
ちょっと前から思っていたことに「最近の漫画の主人公は最初から才能があったり強かったり無双できるやつが多いな」というのがある。
もっと言うと、修行とか努力とかそのあたりが描かれていないことが多いと思っていた。
異世界ものとかに顕著だと思うのだが、大魔法使いが転生して〜、とか、レベル99の村人が〜とか、もう1巻の最初からめちゃくちゃ強いのだ。
だからその漫画が面白くないとかそういうわけではなく、単純にそういうのが多いなーとか思っていたわけです。
もちろん私が今連載している全漫画を読んでいるわけもなく、たまたま目に入る漫画がそう言う傾向にあっただけなのかも知れない。
ただ、巨人の星やはじめの一歩、柔道部物語といったような、血反吐を吐くような練習をこなして一般人が特別に強くなっていく物語は少なくなったのだなぁとなんとなく感じていた。
鬼滅の刃登場
鬼滅の刃を最初に読んだ時に思ったことの第一は、あぁ、この作者は色んな漫画を取り入れているのだなぁということ(人を食う絶対悪の鬼とかJOJOのDIOそのもの)。
そしてもう一つは、修行多いな、というもの。
血反吐を吐くような凄惨なシーンはないが、主人公をはじめとした仲間たちはとにかく修行しまくるのだ。
そして、修行によって特別に強くなることが出来る者と出来ない者もちゃんと描いている。鬼滅隊の中でも選ばれし戦士である「柱」になることは出来ても最強戦士にはなれないことを悟って挫折する者、鬼滅隊には入れなかったがその手助けをする者。努力をしてその末に自分の限界を知って挫折や諦め、分を知っていく様が丁寧に描かれている。
主人公の炭治郎ですら、努力に努力を重ねて強くはなるが、物語のなかで最強になったというわけではない。だが、それでも自分に出来ることをやり切ることで仲間と一緒に敵のラスボスを葬るのだ。
鬼滅の刃が大ヒットしてから、「全集中の呼吸」や「xxの型」などの言葉が流行っているようだが、実は一番大きいのは努力の大切さというものを改めて教えてくれたことなのではないかと思っている。
努力は必ず報われるとは限らない。同じ努力をしても人より進みが遅いかも知れない。ただ、努力することで確実に自分が強くなれる。
頑張れ!頑張れ!
まるでひと昔前のスポ根漫画ばりに修行しまくる主人公たちは、今の子供達には目新しいものに映ったのではないだろうか。
ちなみに投資も同じである。※無理やりここで投資に結びつける。。
地道な企業分析や四半期ごとの業績開示で動向を確認しても必ずしもそれがリターンに結びつくとは限らない。世の中には天才的なデイトレーダーなどがいて、いとも簡単に巨額の利益を稼いでいる(ように見える)。
それでもそのような天才を横目に地道に投資に関する知識をつけ、世の中の動きを知り、企業分析を続けることは確実に自分の血肉となっている。それが最後まで花開くことはないかも知れないが、努力をしない理由にはならない。
頑張れ、頑張れ。