2020.03の大暴落から復活しつつある中年サラリーマン

主に株式投資や優待などお金に関わることを中心に記事にします。ライフハック的なことや読んだ本の感想なども。仮想通貨、ふるさと納税、メルカリなどもやっています。

去年、逆イールド発生してたよね?

アメリカの市場はNYダウなどが過去最高を更新し続けてすこぶる好調です。

日本の市場も2019年は上昇し続け、一時期は24,000円にも到達しました。

 

で、ここで気になるのは果たして2020年もこの株価上昇が続くかどうかです。

・日本市況はアメリカの市況に影響されます。

アメリカの市況は大統領選挙までは良いでしょうが、反動でそれ以降は厳しいと思われます。

・長期で続いてきたアメリカ経済の好調も10年以上経ってそろそろ、、、?

・日本市況単体でも全体の株価が上昇する要因は、東京オリンピックくらいでしょうか?

・キャッシュレス還元がなくなった後が懸念される。

東京オリンピック後のインバウンド需要減が懸念される。

 

上記を考えると、2020年の日本株についてはあまり強気になれません。特に後半は。

とそこまで考えて思い出したのが“逆イールド”です。

逆イールドとは、短期金利長期金利を上回っている現象を指します。ここで言う長期金利10年物国債を指すようです。

短期金利長期金利よりも低いのが通常の状態です。しかしFRBなどの中央銀行の景気引き締め策により短期金利が上昇すると、短期金利長期金利を上回る金利となり、この逆イールドと呼ばれる状態が発生します。

逆イールドが発生したということは、短期的に金利を抑える動きが見られるということです。

中央銀行は、市場が加熱している時には金利を上昇させることによってその加熱を抑えようとします。それでも効かない場合にはさらに金利を上げ、、を続けていきます。

そして景気が悪い時はその逆です。

この発生メカニズムを考えると、逆イールドの発生=景気抑制のサイン と捉えるべきだと思います。

そして、景気抑制のサインはあってもすぐにその効果が出るとは限りません。

短期金利を上げても景気の加熱が止まらないケースはままあるからです。それでも政府は行き過ぎたバブルを抑えるべく金利を上げ、それでも加熱が治まらず、、を繰り返して最後にはバブルが弾けます。

 

去年逆イールドが発生して株価が大きく下がったアメリカでは、トランプがFRBにたいして利下げを要求し、FRBも一部それに応える形で株価の大暴落を避けたかと思います。

しかし、いつまでも続くバブルはありません。

一度は逆イールドが発生したということは景気がピークに近いことを示しているのだと思います。今年、もしくは来年にはアメリカ市場での暴落がきてもおかしくない状態だと考えています。

その時に備えてあらかじめ警戒だけは怠らないようにしたいと思っています。

 

以上