株価上昇が続いている
日経平均が30000万円をつけてから、上下動はあるものの、大きく下げ続けるという状況にはなっていません。
これはコロナ対策で各国政府が市場にばら撒いた資金がまだ効いているということだと考えています。逆に、各国政府が市場への資金流入を止める方向に行ったときからバブル崩壊が始まるのかも知れません。
新型コロナ禍の株価上昇
よく言われることですが、新型コロナに起因して発生した市場下落が一時的なものにおさまり、日本やアメリカの株価が上がっている主な要因は、政府による資金流入にあると思われます。
観光業に関わる企業や飲食業などは壊滅的な打撃を受けていてその業界の上場企業などでは大幅に株価が下がっているなか、日経平均やNYダウは最高値を示しています。
実態経済はどのようなものであっても株価はしょせん需給で決まります。政府からの資金流入が莫大なものであり、実体経済で回っていないお金よりも多ければ株価は上がる道理です。
政府主導のバブルといえばバブルかも知れませんが、逆にこのバブルは政府が市場への資金流入を続ける限り続くのかもしれません。
トレンド転換はいつか?
上昇を続けている市場のトレンド転換はいつになるのでしょうか?上記の通り、政府が自ら市場を引き締めにかかる時だと思います。
一番市場が大きいアメリカはどうでしょうか?
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は2021年3月16日、17日に開かれたFOMCで金融政策と量的緩和策の維持を決定しました。
今回の会合でもゼロ金利を維持するとの意見が大勢をしめたらしく、2023年までは利上げされない可能性が高そうです。これはつまり「そこまでは市場を締めつけるつもりはないよ」ということです。
日本の市場も海外投資家の資金割合が7割ほどと言われています。世界最大のGDPを誇るアメリカの状況に影響を多く受けます。
これらを考えると、2021年はまだ株価上昇が続くのではないでしょうか。
以前に書いたことと異なりますが、現在(2021年4月11日)ではこのように考えています。
ちなみに毎年のことではありますが、5月とかにはいったん株価が下落すると思います。
ただ、それは一時的なものであり年末までには株価が戻るものと予想しています。
では。