マネーの公理(1) 第1の公理 リスクについて
「マネーの公理」という本を読んでいます。
“マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール/マックス・ギュンター”
スイスの銀行家が書いた成功した投資家に伝わる投資手法や考え方の本です。
読んだところから、ものすごく大雑把に自分が理解したなりに書いてみます。
第1の公理 リスクについて
副公理1 いつも意味のある勝負にでること
副公理2 分散投資の誘惑に負けないこと
第1の公理はリスクについてです。
まず、大枠として“リスクを取らないとリターンはない”という大原則があります。
どのように言い繕っても、投資とはギャンブルです。大きなリターンを得るためにはリスクを負う必要があります。
副公理1でも謳っていますが、それなりに大きなお金を賭けないことには、リターンも最大化されません。数万円を投資して数千円儲けてもそれに意味はあるのか?ということです。それなりに失うと痛い金額を賭ける必要があると言うことです。もし失ったら?それでも世界が終わるわけではありません。
副公理2では、分散投資を避けろということを謳っています。特に投資資金が少ない時にはそれが副公理1に反することがわかるはずです。また、分散投資は利益と損失が互いに相殺しあう状況を作ります。
<感想>
大儲けしたという話ではなく、まずリスクを取らないといかんぞというところに誠実さを感じます。
また、分散投資に意味はないと言っているのも注目です。
多くの一般的な投資指南書とは異なるところだと思います。
バフェット翁も同じことを言っていたと思います。
“卵を一つの籠に盛るな、ではない。卵を一つの籠に盛ってそれを大切に見守れ“
です。
この本には全部で12の公理が書いてあります。
第2以降の公理についても随時ここで紹介していきたいと思います。
以上