2020.03の大暴落から復活しつつある中年サラリーマン

主に株式投資や優待などお金に関わることを中心に記事にします。ライフハック的なことや読んだ本の感想なども。仮想通貨、ふるさと納税、メルカリなどもやっています。

投資よもやま話:バブルと暴落

1980年から90年頭にかけて日本はバブルに沸き、経済は絶好調でした。

勿論その当時はその景気をバブルと呼ぶこともなく、日本の好景気がまだまだ続くと考えていた人が非常に多かったでしょう。

デフレに苦しむ時代が長かった今となってはバブルの時代は古き良き時代であってあの頃は良かった的な話をする人もいます。

しかし、本当にそうでしょうか?

 

景気が良いということは物が売れるということであり、物が売れるということは需要と供給の関係から物価を押し上げる要因になります。

物価は上がり、特に土地は狂乱と呼ばれるほど高騰して、午前に買った5000万円の土地が午後に6000万円で売れるというような事もあったそうです。

こうなると真面目なこつこつ貯金するのはアホらしく、ドンドン土地や株に投資してお給料以上に儲けようという人も多くなるでしょう。

こうして買うから上がる、上がるから買うのスパイラルで土地も株も恐ろしい勢いで値が上がっていきました。

 

そうして膨らみきったバブルが弾けた後の経済の後退ぶりは、今に至るまで影響を及ぼすほどひどいものとなりました。

乱脈融資を行なった銀行はメガバンクとして統合を余儀なくされたり、潰れかけたりしました。

株価の代表的な指数である日経平均は、今でもバブル時代の最高値には遠く及ばない状態ですし、若い人が貰うお給料の中央値は下がり続けているようです。

 

バブルが全て悪いわけではないですが、あの時にもう少し健全な成長ができていれば(それが本当に可能だったのかはわかりませんが)今の状況はもっとマシになっていたのかも知れません。

 

今また日経平均が上昇してきています。

20000円を超えてさらに上昇すれば、またバブルか?という声も大きくなっていくでしょう。

現在(2017.10)がバブルかどうかは後になってからわかることではありますが、常に冷静に相場を観察し、日本経済がその実態を大きく超えて楽観視されていると思えば、いざ下落が始まった時の逃げ足も早くできるでしょう。

 

個人的にはまだまだ株価も景気もあげて欲しいところですが。。

こればっかりはどうなるかわかりません。

 

では。