2020.03の大暴落から復活しつつある中年サラリーマン

主に株式投資や優待などお金に関わることを中心に記事にします。ライフハック的なことや読んだ本の感想なども。仮想通貨、ふるさと納税、メルカリなどもやっています。

15年以上相場を見てきて学んだこと① 相場の上げ下げは誰にも読めない

■相場の上げ下げは誰にも読めない

最近会社のなかで「世界的に株価が下げそうだ」という話を聞きました。

専門家でもない一介の会社員が言ったことですのでそれを当てにすることはないのですが、この発言を聞いて思ったことがあります。

 

まず、株式投資をやる人の多く、特に始めて間もない人ほど相場の上げ下げを読んで利益を上げられると思っていることです。

これはおそらく無理です。

5月に持ち株売って秋には戻ってこいとか相場格言的なものはありますが、その通りに売買を行って儲けたという話はきいたことがありません。

毎年語られるテーマ(AIとか半導体とか原油価格とか)や相場下落リスクを読んで暴落や大幅な下げを避けたり上手く上昇に乗ったりというのは、考えただけでは出来そうに見えるのですが実際にはほぼ不可能です。

リーマンショックをうまく避けられ、またその後の株価回復の時期を読み切った人はとんでもない大儲けをしているはずですが、あのバフェットでさえ、時期まで完璧に読み切っていたとは思えません。

※但し、バフェット翁はリーマンショックの原因となったサブプライムローンCDOなどについて「爆弾だ」と発言してとても警戒していたとのことで、さすがだと思います。

 

機関投資家でも世界一の投資家でも読めないようなものが素人に読めるわけもありません。

ミドルレンジ(おおよそ1年以内)での相場の上げ下げを読むのは実際には無理だと思うべきです。

それでも売買してしまうんですけどね。。

 

私は相場全体のミドルレンジでの動きを読むのはほとんど諦めていて、「超長期で安定のプラットフォーム銘柄」と「相場全体に連れ高・連れ安しない低位株」の大きく2つに分けて投資しています。

そのうえで、超長期で上昇を見込める個別銘柄が相場の暴落などに連れて安くなった場合に買い増し、というようにしています。

 

ちなみにミドルレンジで相場全体の動きを読むのは難しいと書きましたが、超長期では株式市場は基本的に「上昇」します。

日本ではバブル以降であまりにも長い間経済が停滞していたのでそんな印象はないかも知れませんが、他の国を見渡してみるとどの国でも経済発展とともにその国の株式市場全体は上昇しています。

特にアメリカは移民も含めた人口増加やイノベーションの発展もあり右肩上がりです(そしてそれが株式市場における正常な状態)。

日本株に期待が持てなくても、インデックス投資で「全世界インデックス」的な投信に積立形式で投資するのが99%の人間にとって正解だと言われています。

下手に相場を読むのではなく、超長期での実績を信用するのが良さそうです。

 

では。