投資法:飲食業への投資
株主優待新設のU&C
本日(2018年4月13日)の取引時間後、ユナイテッド&コレクティブ(3557)が株主優待新設を発表しました。
優待内容は下記です。
条件:株式継続保有1年以上
・100株 … 10,000円相当の食事券
・300株 … 30,000円相当の食事券
※2019年2月末より
※初回については2018年8月から2019年2月までの保有で優待がもらえるようです。
この発表を受けて、PTS株価は高騰しています。というかSTOP高です。
優待内容がかなりお得なので、STOP高も納得です。
私はU&Cを持っていないので関係ないといえば関係ないのですが、飲食系の銘柄にはこの優待によって株価が上下することがあることを思い出させてくれたので記事をアップしました。
飲食業への投資について
飲食系の銘柄の持つ特徴は以下かと思います。
①新しい業態での人気化とその衰退による株価変動が激しい。
→APカンパニーやいきなりステーキのペッパーフードなどの株価推移がわかりやすいと思います。
②店舗で使える優待を発行する会社が多く、その場合かなりお得な株となることが多い。
→吉野家や昔の松屋などは優待利回りで見てかなりお得です(でした)。
③飲食という業態上、上限(パイ)は限られ、また、競争の激しさからずっと株価が上がり続けるという会社は少ない。
→ かつや(アークランドサービス:3085)などのように10倍以上になるものもあるが、ずっと上がり続けるというのは難しいと思っています。
④飲食という自分でお店やサービスを確認できるため、流行っているかなどを実感しやすい。
私が持っている銘柄は松屋フーズ(9887)とテンアライド (8207)、くらコーポ(2695)といったところです。あ、Y‘sコーポレーション(2798)もありました。
どれも実際に店舗で食事してみて、お店やサービスがちゃんとしたものであること、長期で持てそうなものであることを確認したうえで買っています。
松屋とテンアライド、Y‘sコーポについては優待目当てで購入したのですが、株価も買った時より上げていて二重に嬉しい状態です。
くらコーポは優待目的というよりも店舗にとてもお客さんが多いため、株価上昇を見込んで購入しました。
こちらも見込み通り株価は上げています。
改めて振り返ってみると、私と飲食業への投資は相性が良いようです。思い出してみれば三光マーケティングフーズやチムニーなどの他の銘柄に投資した時も優待を貰い、株価も買値より高いところで売った記憶があります。
これはやはり自分で店舗の状態を確認できるというファクターが大きいと思います。
自分で実感、体験したものはとても有効な判断材料です。
同じように、それぞれの業界にいれば実感できる流行り廃りというものもあると思います。
鉄鋼業界にいる方は業界全体の景気の良い悪いを感じやすいでしょうし、コンピュータ業界にいる方は採用されるサービスやOS、DBなどの変化を感じ取りやすいでしょう。
専門業界となるとその業界外の方は情報を掴みにくいかと思います。
しかし飲食業界だけは殆どの一般市民が自分の事として関わり、その状況を実感できます。
物凄く簡単に言えば、流行り始めた飲食チェーン店があれば、その会社が上場しているかを調べ、しばらく流行りが続きそうだと思えれば投資を検討するということです。
投資家としての目線でお店を見ることで、外で食べる時の楽しみが一つ増えると思います。
では。